2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧
先端を行くカッコイイ現代的な相対主義哲学とのサヨナラ宣言である。 著者は相対主義なんて,そんなの哲学の本質じゃないじゃん,哲学の本義は普遍認識を目指す普遍洞察なわけなんだから,概念と論理を突き詰めなきゃ,という。近代市民社会は近代哲学がウラ…
亀山先生73歳の老いて見える人生の風景である。 新書本なのにスラスラとは読めない。亀山先生が今にして語る人生の告白だったり、悔恨だったりがとにかく語られ,読者は付き合わさせられる。亀山青年の刺さったままの棘や傷がまだまだ癒えることなく,むしろ…
あなたは,選択を迫られたことはあるだろうか。どーするんですか!どーしたらいいんですか!決めてくださいよ!と。 ビジネスにおける心理学・認知科学大全である本書は,シーナ・アイエンガーの名著「選択の科学」を思い出させる。シーナの来歴への興味も手…
昇太,一之輔,鶴瓶,宮治,志の輔。著者が「人気者」の落語家として選んだインタビュー集だ。この「人気者」というのが厄介だ。世間で知られているところの誰々というのが条件になるからだ。寄席や落語会に年に10回以上通うような人は相当なマニアだ。つ…