復刊「あたらしい憲法のはなし」を買う。
日本の国は,たくさんの地方に分かれていますが,その地方が,それぞれさかえてゆかなければ,国はさかえてゆきません。そのためには,地方が,それぞれじぶんでじぶんのことを治めてゆくのが,いちばんよいのです。なぜならば,地方には,その地方のいろいろな事情があり,その地方に住んでいる人がいちばんよくこれを知っているからです。じぶんでじぶんのことを自由にやってゆくことを「自治」といいます。それで国の地方ごとに,自治でやらせてゆくことを,「地方自治」というのです。
「『地方自治』というのです」。さすが,かつての中学1年生の社会科の教科書。簡潔明瞭!
こんどの憲法では,この地方自治ということをおもくみて,これをはっきりきめています。地方ごとに一つの団体になって,じぶんでじぶんの仕事をやってゆくのです。東京都,北海道,府県,市町村,など,みなこの団体です。これを「地方公共団体」といいます。
「地方ごとに一つの団体になって,じぶんでじぶんの仕事をやってゆくのです」。そうなのです,「上下」「主従」の関係ではいけないのです。自主,自律でやってゆかなくてはいけないのです。
こうして,あらためて言い切ってもらうと気持ちいいや。

- 作者: 童話屋編集部
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