NHK福祉ネットワーク「自殺者10年連続3万人 いま私たちにできること」を見たよ


 「自殺実態白書」に関して「これは,もっと読まれるべきだ。 - kazgeo::10%ダイエット」とエントリーを先月書いたこともあって,NHK福祉ネットワーク「自殺者10年連続3万人 いま私たちにできること」を見た。

今年7月、NPOや学者、専門家で組織された自殺実態解析プロジェクトチームが、全500ページに渡る「自殺実態白書」を公表した。そこからは、自殺にいたるまでには「病気」、「失業」、「家族の不和」、「生活苦」といった複数の要因が連鎖していること、そして「自殺の実態は 地域によって全く異なる」ということなど、これまでわからなかった事実が初めて明らかになった。


2008年10月22日(水) 再放送:10月29日(水)
自殺者10年連続3万人 いま私たちにできること 福祉ネットワーク


一つのきっかけが別の要因をうみ,さらに自殺につながるような重たい要因へと発展し,それが複数からみ合うことで自殺そのものへと直結してしまうようになっていくことが番組で説明されていた。
 個別の要因をつぶしていくことの大切さが言われていたが,その一方で要因にもとづく関係機関の連携はまだまだ,これからだという実態もあらわしていた。
 番組の後半から腹の底からわき上がる怒りを感じていた。私の住む地域もある自殺原因のトップの地域なのだ。人の命がこれだけ失われていることをただただ見過ごしていると感じてしまって仕方がなかった。無性に腹が立つし,情けなく思った。
 命を賭してまで向き合うその人の真面目さと向き合え。私はこのことだけをとっても立ち上がりたい。