本棚を背にした写真の新聞広告で本書が気になっていたので,ブックオフで見かけ手にとった。さっと目を通し,ヘー,と思うことがあったので裏表紙を見ると¥250。買いだ。
アマゾンの書評で☆が低い評があるのは,タイトルへの過剰な期待のせい。本書の正しくあらわすと「竹中式勉強心得」か「竹中版 知的生活の方法」と言ったところか。私が面白いと思うのは,本書に数多く出てくる竹中が言われた記憶に残る言葉だ。こういう言葉に触発されて,彼は頑張ってきたんだな,と思わせる。なので,
「こういう勉強法を真似てみたい」
「生き方が勉強になる」…と言う気持ちになれる著作ではない。
マトリクスと仰々しく言っても、勉強目標を分かりやすく分類したに過ぎない。
勉強法のノウハウはほとんど書いてない。
どんな勉強法?と思い購入しました。
しかし、具体的な勉強法は少ししかなく、それもどこかで聞いたような話ばかりでがっかりでした。
と,☆が一つの方々の言う勉強と,おもしろかったと言う私の勉強は違うのだな,と思わせる。彼らは「学習法」を期待しがっくりしたのだろうが,私は「人生は勉強だ」の意味でとらえてウンウンとうなずきながら読んだ。「マトリクスと仰々しく言っても、勉強目標を分かりやすく分類したに過ぎない」と金田一さんが言うとおり,いくつもある目標をそこまで明確にポジション分けしてイメージできることができれば,あとは努力と時間の関数で達成できるということだ。
やればいい。人生は勉強じゃないか。
- 作者: 竹中平蔵
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2008/10
- メディア: 単行本
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