日々,あなたのもとには,テレビ,新聞,雑誌,電子メール,インターネットなど,あらゆる伝達手段を通じて,大量のメッセージが送られてきています。これらのメッセージ全てをあなたが情報と思いこむことが,ムダな時間を生み出す原因になっています。
溢れるようにメッセージがある中で,あなたに役立つものは,ごくわずかしかありません。
p.194 「仕事」「常識」「趣味」など,三つのジャンルのグループ化から始めよ 「超『高速』整理術」 壺坂龍哉
ええ,情報と思いこんでいますとも。そうすか,ムダすか。ごくわずか,すか。では,どうすりゃ,いいんすか。
事前に「どんな情報が欲しいのか」,その「キーワード=メッセージのフィルター」を用意しておくことです。
p.194〜p.195 「仕事」「常識」「趣味」など,三つのジャンルのグループ化から始めよ 「超『高速』整理術」 壺坂龍哉
はあ,キーワード,すか。
キーワードを持っていないと,本や新聞を読んだ時に,全部が大事に見えてしまいます。また,人からいい話しを聞くと,「それはすごいね」と全てを書き残しておきたくなります。手に入るありとあらゆる情報が重要だと思い込んで,できるかぎり保存しようとする人たちがいます。
p.198 「仕事」「常識」「趣味」など,三つのジャンルのグループ化から始めよ 「超『高速』整理術」 壺坂龍哉
「人たちがいます」。はい,私です。その情報に,時間と空間を浸食されています。
これでは情報を活用したとは言えません。キーワードを持っていれば,本当に必要なメッセージを選別できますから,それ以外は思い切って無視することもできます。それによって新聞や雑誌を非常に早く読めるようになります。
p.198 「仕事」「常識」「趣味」など,三つのジャンルのグループ化から始めよ 「超『高速』整理術」 壺坂龍哉
そんじゃ,そのキーワードをどうやって,持ちゃいいのよ?
私が実行しているキーワードの作り方ですが,手順を追って紹介すると,
●三つのジャンルを大項目として設定する
a. 仕事に役立ったり,必要なもの(たとえば,文書管理,少子高齢化)
b. 一般常識として押さえておきたいもの(たとえば,オリンピック,米国大統領選挙)
c. 個人的に興味があることや趣味に関すること(たとえば,ドライブ,ゴルフ)
●年末年始の雑誌や新聞を購入する
年の暮れになると,経済誌をはじめ,さまざまな雑誌に翌年の予測記事が掲載されますが,私はそれには目を通しておきます。12月は,「週間ダイヤモンド」(週刊ダイヤモンド社),「週刊東洋経済」(東洋経済新報社)などを購入します。
さらに,正月は新聞が簡単に手に入るので,(略)これらの新聞を一斉に床の上に(六つぐらいの特集<分冊>になっているので)種類ごとに,各紙を横並びで重ねていきます。ずらりと並べて,「家族」「環境」「介護」「民営化」「企業合併」など各紙で取り上げられているキーワード,あるいはあなたが気になった言葉を選んでおきましょう。
p.199〜200 「仕事」「常識」「趣味」など,三つのジャンルのグループ化から始めよ 「超『高速』整理術」 壺坂龍哉
a ,b ,C の大項目をあたまに置き,キーワードを「あえて」ピックアップする作業は有効だと思う。ふわふわと感覚で情報を集めてしまっては,情報に振り回されてしまう。この本では,この後,フォルダー(紙ばさみ)に1年間はキーワードに関連した情報や話題を収集していくのだそうだ。そして,1週間に最低1回10分の見直し確認作業とのこと。
だが,2つのキーワードにまたがる話し,結局,たまって溢れていく情報は,空間,時間を浸食していく。どうしよう。
では,私は情報をどのようにメモしているか?それほど凝った方法ではないのですが,私なりのこだわりは「毎日続けること」,そして「捨てること」です。具体的に解説しましょう。
まず私は新聞や雑誌,ネットなどで,面白いと思うネタや必要な情報を見つけたら,はたまた,スピーチや講義に使えるネタを思いついたら,いつもスーツの内ポケットにある紙切れ(チラシの裏だったりします)に大事なキーワードだけ,すぐさま書き写します。
そして,帰宅して寝る前,メールチェックをするついでに,これをワードファイルに打ち直すのです。これもまた,シンプルにワンフレーズが基本です。
ちなみに,ファイルに打ち直したら,手書きのメモ書きは捨ててしまいます。これを毎日繰り返すだけ。手間はほとんどかかりません。PCには「検索機能」という大きな魅力があります。
メモ帳やノートに書き写すだけでは,いざ必要な情報を探すとき出てこないということもありますが,PCに残しておけばキーワードを検索すればいつでも探し出せるので非常に便利。是非,試してみてください。もちろん可能なときは,メモなど経由せず直接パソコンに入力します。
いずれにしても,情報収集や管理のポイントは,毎日やるのが基本です。海外にいようが,飛行気になっていようが,それは変わりません。
例えば,先日私はインドのムンバイに飛んだのですが,機上で読んだ雑誌に面白いことが書いてあったので,その場でサッとメモし,ホテルに着いてすぐに打ち直しました。
p.69〜70 「竹中式マトリクス勉強法」竹中平蔵
「面白いと思うネタや必要な情報を」「大事なキーワードだけ,すぐさま書き写」す。そして,「寝る前,メールチェックをするついでに,これをワードファイルに打ち直す」「打ち直したら,手書きのメモ書きは捨ててしま」う。それだけ。
これなら,情報はPCに貯まるだけだし,キーワードだけを取り扱うので時間もかからない。
ちょっと,やってみようかな。有限の空間や,情報と偽善的な戯れをすることで浪費してしまう時間をもったいないと思う。あらかじめ,先を見据えたうえでなら進められるのではないか,と。
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