救急車が近くを通ったら,オーディオやケータイなどのボリュームが即時に小さくなる装置を導入してはどうか。

救急車は迅速性が求められることから、多くの国・地域で優先走行が認められている。例えば、赤信号でも優先的に進行したり、渋滞時には対向車線を走行するなどといった、他車に対する優先的な走行が可能となっている。


救急車 - Wikipedia 運用


 一昨晩,交差点に入ろうとする救急車を見た。救急車は正面の赤信号で徐行状態となったのだが,交差する車線からアホどもが次々と進入し,救急車の通行を妨げていた。彼らが去り,救急車はスルスルとするすると舐めるように走り出した。
 アホどもは,音楽をフルボリュームでかけていたのだろうか,それともケータイをハンズフリーで通話していたのだろうか。それとも単なる不注意だったのだろうか。
 提案したい。救急車が走行する際,半径500mには,救急車が近くを走行していることを知らせる電波を発信し,周囲のクルマはその電波を受信した際には,クルマの音量を自動的に下げ,救急車への注意を喚起する。そうした装置の設置を義務づけるのだ。ITSで交通そのものを制御してしまう方向が技術的に想定する「未来」なのだろうが,そんなオートマチックな未来より,不注意やうっかりミスという誰にもあり得る状況を低減させる装置を提案したい。あくまで人為により,自主的に退避できるように判断しうる状況に置くのだ。
 行動を強権的に制御されるのではなく,必要な情報を確実に通知するための社会インフラと言えば,ニュアンスは伝わるだろうか。


 日本独自の規格としてスタートしてくれてよいのだが,世界的にも共感を得られるのでは無かろうか。このために、日本で売られるiPhoneが独自のチップ搭載で割高になったって、受け入れられるのではないだろうか,ダメか。