読書会を始めようと思う


 以前にエントリーを書いた図書館で借り出した2冊の本は,結局,手元に置いておきたくなって買ってしまった。それらに目を通し,この本の内容について意見交換をする時間が持てたらステキだな,と思い,職場の若い方を通じて声をかけてもらっている。
 以下,読書会の声かけ文。


ドラッカーを読む会


 ミッションとは何か?自己実現とは何か?自分が所属する職場においてイノベーションは起こせるのか?来るべき社会での組織と個人とは?これらの疑問に対する答えが,「マネジメントの父」と呼ばれ、営利企業の経営だけでなく、非営利組織の発展に大きく貢献した経営学の父・ピーター.F.ドラッカーの著者にあります。
 ソニー元CEO 出井伸之さん、ユニクロ会長兼社長 柳井正さん,リクルート創業者 江副浩正さん,イトーヨーカ堂名誉会長 伊藤雅俊さんなど,大企業の経営者にも信奉者の多いドラッカーの著書を読み,日ごろの仕事で生じた疑問を考えてみませんか。
 毎月2回に会館にて,読書会を開きます。読書会では,読後の感想,感銘を受けたページ,疑問点,日常の仕事への応用など,意見交換しましょう。
 5人の参加者が集まれば,実施したいと思います。
 読書対象は,次の順番で進めます。

  1. 非営利組織の経営
  2. イノベーションと企業家精神
  3. 傍観者の時代


 各書は,300ページ程度ですので,1回に70〜100ページぐらい。基本的にはメインの読者を決めて,その読者からの注目点やディスカッション・ポイントをあげるなどして進めます。もちろん,全員があらかじめ読むことを考えてますが,当日までに読み進まなくとも,それも可とします。


 以上の呼びかけ文,具体的でもあるが,まったく知らない方ともお知り合いになる機会かと思うので分量が増えてしまっている。


 私個人としては,マネジメントについて,やや考えさせられることがあったのも動機の一つだ。組織におけるトップとブレーンについてだ。ブレーンであれば,ブレーン・ミーティングがあって,ブレーンとのディスカッションを絶えず行っているべき,と思う。また,膨大な量の調査レポートを求められるような案件があったり,「臨時課題」「主要課題」と言われるものをこなすのがブレーンセクションというものではないか,と感じている。
 つまり,私が勝手に想像するブレーンセクションとは,

  1. 日々,トップとのディスカッションを行い決定行為を支援するもの
  2. 長期の課題案件に向けて調査し報告書をまとめビジョンをつくるもの
  3. 組織の他のセクションに対し,内部コンサルタント的に実行を促すもの


なわけなのだが,たいがいの比較的,大きな組織でのブレーンセクションの実態は,いかがなものなのだろう?リーダーは,ヴィジョンや目標を掲げたり,課題の共有に努めたり,さもなくば,具体的なディレクションの指示を出すべきだと思うのが,どうなのだろうか,と。
 そんなことをあらためて考えてみたく,読書会を始めてみようと思う。


ドラッカー名著集 4 非営利組織の経営

ドラッカー名著集 4 非営利組織の経営

イノベーションと企業家精神 (ドラッカー名著集)

イノベーションと企業家精神 (ドラッカー名著集)

ドラッカー名著集12 傍観者の時代 (ドラッカー名著集 12)

ドラッカー名著集12 傍観者の時代 (ドラッカー名著集 12)