春風亭昇太の落語に行ってきた


 昨晩,酒蔵を会場にしての独演会へ行ってきた。



 プラスチックの酒瓶ケースをひっくり返して,ツーバイフォー材を渡してくくりつけた簡易型のベンチを並べた会場は,200人をはるかに超えた人に入り。すぐ近くを通る線路からの音が落語の最中にも遠慮なく聞こえてくる。それでも「さあ笑うぞ」と前傾姿勢で待ち構えている客は,大ネタ小ネタ関係なく拾うように食らいついて笑う。いやはや,しんどいなとも思うが,昇太のキャラと合っているようでいて,可笑しい。
 それにしても,昇太は同期入門(師匠は全くの別)の立川志の輔をずいぶんと引き合いに出す。すでにずいぶんと大きくなってしまっている志の輔,サラリーマンを経て苦労して真打ちになった志の輔,そうした存在と自分と比べ,枕に使う。「最強の小物」とは本人の弁だが,笑うしかない。
 酒造会社が主催だったこともあり,中休みには生酒が振る舞われた。いいやね,こういうのは。


 そうそう,前回エントリーを書いた談春だが,来月,聴きにいく。偶然と言おうか,流れと言おうか。楽しみだ。