もうフロントグラスすら,いらなくなるんじゃね。

 富士通テンは、車両を上空から見下ろした映像を表示する車載システム「マルチアングルビジョン」を開発したと2010年4月20日に発表した。トヨタ自動車が10年5月6日から「マルチアングル全周囲モニター」として「プリウス」など3車種のオプション製品に設定する。価格は10万5000円。
 車体の前後とサイドミラーに設置した4台のカメラの映像を合成して、車両の周囲360度の映像を1画面に表示できるようにした。車両の真上からの画像に加えて、斜め後方から見た画像も確認できる。駐車時や交差点の右左折時などに役立つという。


駐車時に便利!「上空目線」備えた「マルチアングルビジョン」 : J-CASTモノウォッチ


http://www.j-cast.com/mono/images/2010/mono65477_pho01.jpg


 ゲーム機のカーレースのように,自車を真上から見えることになるわけだけど,これがカーナビのモニターではなく,正面にあれば,通常の走行時にすら,これで理屈の上では走行が可能になる。すると,もはや,正面にフロントグラスがある必要はなく,40インチ・モニターで良くなる。ステアリング・ホイールではなく,コントローラーの方が走行しやすい連中も多くなるだろうし,むしろ,ジョイスティック万歳!な者だって多いだろう。車外の様子も含めてカメラがとらえた映像を映すモニターになっていることの方がなにかと都合良くなるだろう。
 そうなると,運転に飽きてくるだろうから,自動走行モードがメインで少々乱暴なことをしても,レーンから外れることも許してくれないし,車内で寝っ転がりながらの運転がデフォルトにすらなるんだろう。
 もはや,自動車ではない,と言われそうだが,オートマの普及を見れば,この先は自ずと答えが出る。ゲーム機では人は死なないのだから。