なんだよ、中の人ぜんぜんモダンじゃねーか。
取締りをしてくる当局側の存在が明白な分、余計に抵抗している側もカラッとしている。自然と女たちの一体感や連帯感のある「抵抗」がわかる。「権力者がそう言っているからしょーがーねーじゃん、めんどくせーけど」のマインドでしかない。もう、この庶民感覚はこちらと変わんない。なんなら屈託のない明け透けな感じで、より心地よくなってくる。
明るさ、力強さの根源とは何だろう。豊富な石油資源はもちろん、もとのペルシア帝国なのだ、昔から交易も農業も盛ん、そう、ハナっから豊かなのだ。
権力の制御と宗教的権威が権力を持つことの厄介さをほとほと思う。とっくに商業主義は蔓延し、個人を相手にしたサービス業が増え、若者が K-POPを聴くほど世俗化しているにも関わらず、相変わらず、鞭打ち刑が残っていたりする。まぁ、本邦も死刑が制度としてある側なのでなんじゃらほいだったりはするのだが。
世界は広いが、案外ふつうだと思わせる。マスコミが流す一面的な国際報道でその国をわかったふりをしているのが、とても恥ずかしくなる一冊だ。
