2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

読書感想文「隆明だもの」ハルノ宵子 (著)

ハルノ宵子とは達観と諦念の人だ。ジンブツいや傑物なのだ。 そんじょそこらの「吉本主義者」は軽く踏み潰される。参ったなー、この吉本の長女は、吉本の考えをほぼ全て理解(本人は否定するだろうがそんなもの信じちゃいけない)し、何なら体現している。や…

読書感想文「鬼の筆 戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折」春日 太一 (著)

自由を求めた脚本家の人生だ。どこにも媚びず、へつらわず、自立した生き方だ。 それは、プロとしてどう生きるか?という問いでもある。脚本家・橋本忍は軽々と、シナリオを書く際の決め手の『三カ条』があると答える。「いくら稼げるか」「面白いかどうか」…