2024-01-01から1年間の記事一覧
天才の電磁波を直接浴びた人のエピソードだ。 立川談志とは何か。言語化の鬼だ。理不尽、不条理、出鱈目、いい加減、悔しさ、情けなさ、みっともなさ、恥ずかしさ、辛さ、こうしたマイナスの状況や思いから湧くやり切れなさ、どうしようもなさへの向き合い方…
弱いとカルトに付け込まれるのだ。 選挙に弱い政治家。社会情勢から置いていかれる社会運動。この状況を何とかしたいと頭を抱えたとき、カルトは忍び寄ってくる。ズブズブにしてしまえば、結果がどうなろうと、その後は、頼らざるを得なくなる。取り憑いて仕…
工長、組長たちの「オヤジ」の話しだ。 「きつい、汚い、危険」の3K職場に人が定着するとは、人とカイシャを信じられる、そんな現場が大事だということだ。 仕事は、人がする。人が集団で仕事をするなら、人と人との関わりが大事になる。職場でのインフォ…
えらいことである。マチの思想とは違う文脈で生きるシマの人たちの考えが言語化されている。近代化によって切り捨てたはずの離島や半島などの不便な暮らしに価値や意義があり、まだまだどっこい生きている。しぶとい。 シマに生きるとは、面倒臭いのだ。その…
温泉に浸かって静養し英気を養わないとやっていられないのだ。 栄養摂取や健康管理の知識の普及も十分ではなく、一般家庭はもちろん、大企業や官公庁だってエアコンの普及していない時代なのだ。一国のリーダーたちに頑健さが求めれても人生50年の時代であ…
19世紀末の汚く、貧しく、病気がちな日本人である。 我々は戸惑う。開国した明治に西欧列強から日本にやってきた異国人たちの目に映ったのは、清潔で、豊かで、頑健な日本人。東洋のユートピアではなかったのか。あれ、司馬遼太郎が言ってたことと違うぞ。3…
思いの揺らぎも記録されることがある。個人の日記ではなく、後世に伝わる記録としてである。記録されたのは、昭和天皇。その内々に交わされた言葉により意思が決せられたならば、大きく歴史が変わったことも多かったはずであり、そうした揺らぎの範囲のなか…
心底、金融とは恐ろしいと思う。しかも、半端なギークの集まりじゃなく数学や物理のギフテッドたちがアルゴリズムとデータを駆使して、間抜けな他のトレーダーやアルゴリズムを突くのだ。天上界の人々がロジックと数式と統計でもって、コンピューターサイエ…
ホンマかいな、と思うやろ。 ちゅうのはな、アンタの夢は何やねんって、ことや。聞かれて、よう答えられへんかったら、それは夢やない。夢っちゅうのは具体的で、何なら数字で言えるもんや。わいは、1億円プレーヤーになる。ウチの会社ァ、売り上げ1兆円に…
なんだよ、中の人ぜんぜんモダンじゃねーか。 取締りをしてくる当局側の存在が明白な分、余計に抵抗している側もカラッとしている。自然と女たちの一体感や連帯感のある「抵抗」がわかる。「権力者がそう言っているからしょーがーねーじゃん、めんどくせーけ…
現代の先進国の風景である。 暗い。そりゃそうなのだ。北緯63度から66度に位置してる。そもそも陽の光が弱い。だが、彼らの世の中の暗さとは、先進国に共通する暗部であり、読者を滅入らせるのに十分なダメージを与える。移民とドラッグ、そればかりではない…
歴史を叙述するとは、何なのだろうか。 都合がいいのだ。頼朝にも、実朝にも、泰時にも。なぜか。後から作ったからだ。事実のパーツをつまみ食いして、下敷きとなる物語の体裁を借り、当てはめていくのだから、「だってマズイじゃーん。それじゃあ、正義の味…
交戦すらも、凡庸で間抜けな小狡さのある日常の延長なのだ。 組織には目的がある。だが、それと同時に理念と使命がある。組織は合目的的に業務を遂行しようとする。なので、トップの指令や指示を最短距離で達成しようする。当然、組織内に軋轢やトラブルは発…
世界宗教誕生前の「神」と人々との関係である。 交易や生産活動によって、宝飾品などの財がやってくる。交換や贈与によるものなので、それが個人だけでなく、集団に貯まることはインフレを招く。価値の低下である。適切な社会活動が行われなくなるので、社会…
そっかー、下町は無くなるのか。 やたらと説明してくるように、吉本ばななが主人公に仮託して語らしめる、人と人との距離感や関係性が独特な「下町」があった時代が終わるのだ。それを記念写真のように描いておこうとしたのだ。「下町」では距離感が近すぎる…
ハウツー学芸員である。 アートとは見識である。ものの見方である。現実に存在するアート(プリントされたり、画面上に映し出されたりしている状態かもしれないが)は、なぜ価値あるものとして我々の目の前にあるのか?その価値足らしめているのは何なのか?…
日本人の知らないモンゴルの話しである。 わからないはずだ。魚を取ったり米を育てたりしないし、鬱蒼とした森を歩くことのない人たちの世界なのだ。馬であり、羊である。我らは、そもそも鎌倉武士以降の一所懸命の人たちだ。彼らは天幕で過ごした後、移動し…
「勝ち負け」と「栄達」と「人間万事塞翁が馬」である。 リフレ派のご本尊であるハマコー先生は、いつも柔和な表情で経済政策を語る。しかし、それまでの人生において苛烈な経験を伴いながら、壮絶な闘病人生があった。 世間的な評価ではない。そんなものに…
才覚と天運である。 なまじ能力があるばかりに疎んじられ、警戒される。まあ、少しくらい抜けている方が可愛げあるのだから、才気張って輝き放ったところで必ず重用されることにはならない。組織で働くとは当意即妙で受け答えができたり、気働きができたとこ…
油断するな。落涙するぞ。 信じられる科学の話しだ。科学は動かない。厳然としてそこにある。原理原則である。ブレない。身じろぎ一つせず屹立している。だからこそ信じられる。科学にハマるとはそういうことだ。真理を探究することは人を純粋にする。 モチ…
Z世代の本音と不安と気分の話しだ。 世間的な正しさと自分自身の価値観が乖離するとき、経験量の少なさがどうしても仇になる。「折り合い」の付け方、自分の機嫌の取り方、感情の発露の仕方、吐き出してしまっても大丈夫な友人・知人の存在などなど、過ごし…
大陸の権力とは難しい。それは、権威主義国家の厄介さだ。 人口があり、その市場規模が経済成長を生む。スケールがリターンとなる。それを一党独裁体制が認めているうちはそうなる。だが、社会は一様のままでは無い。かならず変容する。そうなると、権力の志…
先達の言葉である。 祖母自身の興味や関心もあったことだろう。だが、人生をどう生きるか、日々をどう注力して過ごすかを意識し、それにエネルギーを使ってきたこの祖母にとって、大学医学部を出た孫娘にどうしても言っておかねばならないことを伝えるために…
文学の想像力の力を見せつけた小説だ。 人は文字の力だけでトベるのだ。そして、価値、立場の上下・強弱だって逆転させることができるし、実際、強さ、弱さの根源だったり、内心なんてものはわからないものだ。 今でも、異形のナリ、カタチは忌避されるし、…
混乱と矛盾と理不尽がそこにあるとき、カリスマとどう向き合えばいいのか。 ビジョナリーであり、リソースを投入することを決断し、新規の案件を獲得する。つまり、経営者のそれだ。だが、レムは、同時に批評家であり、編集者である。ウチ側の人っぽくない。…
何が「限界」なのだろう?本当にそう思う。 為政者や高級官僚にとって、田舎の集落を市町村役場の連中の尻を叩きながら救うのはクタクタになるので、もう限界だ、と言っているに過ぎない。田舎の役場には、ビジネスマインドがある奴がいるわけじゃ無いし、ク…
得体の知れなさ、正体の捉えようのなさ、と言いたくなる「変化し続ける人・伊東豊雄」である。 ホンモノの思索の人だ。根源まで考える。だから、スタイルや権威ではなく、モノゴトの本質に遡って考え続けることを流儀とし、その土地や施主との話し合いを重視…
平安前期の社会とは何か。創業者一族が社内の意思決定に歴然と影響力を及すぼすJTC(Japanese Traditional Company・伝統的な日本企業)である。 社内のパワーバランス、社内政治が重要視され、時にはトップの意向が絶対的だったり、集団指導体制だったりし…
ビジネスとはゲームであり、会社はチームである。案外、わかっていそうで、実はわかっている人は限られている。例えば、なぜ、体育会系出身者は難なく就職が決まるのかと言えば、体力があったり、上下関係の理不尽さに耐えるからじゃない。勝敗の受け止め方…
人肌の温度と匂いがある暮らしの話しだ。 登場するのは、貧しさや不運、浅はかで悲しみと可笑しみのある人たちだ。涙はいつだって流れてしまい、その跡が目尻に残る者ばかりかと言えば、そんなことはなく、バカバカしくも強情とデタラメを押し通す者、ホント…