2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

読書感想文「法の近代 権力と暴力をわかつもの」嘉戸 一将 (著)

法律を法律たらしめる理屈に悩んだ近代であり、それは代表制をならしめるフィクションの歴史である。 公権力の振る舞いは、役割としての振る舞いである。それは、国民とて同じだ。国民は理性的に法を定め、法により公権力に従う。あくまで、決め事として公権…

読書感想文「20字に削ぎ落とせ ワンビッグメッセージで相手を動かす」リップシャッツ信元夏代 (著)

人生における出会いとチャンスの獲得とは、言ってしまえば、その時々の場面での「プレゼン」である。 「喋りのできるヤツ」がいる。調子がいいだけじゃないの?懐に飛び込んで、懐いて上手くやってるだけじゃないの?と「そいつは偶然のラッキーを手にしただ…

読書感想文「千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話」済東鉄腸 (著)

千葉の子ども部屋に引きこもりながらも、世界(世の中の意味ではなく、ホントにワールドワイド)につながっちゃったトゥルーストーリーだ。 蛮勇を持って突き進む中世の騎士ドンキホーテ様さながらのおかしみが堪らない。本人もわかっているのだ。痛い自意識…

読書感想文「政治と宗教: 統一教会問題と危機に直面する公共空間」島薗 進 (著)

いい大人が外で真面目に語ってはいけないとされるのが政治と宗教だ。 よせやい、野暮だよ、となる。だが、政治と宗教がどうくっつくかとなると話しは別だ。宗教とは、個人の自律した行動を生む規範の元であり、世の中とつながりを持つ上での紐帯の一つだ。な…