「『成分献血の不足』について」について


 自宅に戻ると赤十字血液センターからハガキが届いていた。よくある右下隅の三角マークからはがして中の文面を読むタイプのもの。いつもの献血結果が書かれていたものと同じだったので,何気なく中を明けると,献血のご案内「『成分献血の不足』について」だそうだ。

 いつも献血にご協力いただき誠にありがとうございます。
 寒い日が続きますが,お体お変わりございませんでしょうか。
 現在,全道的に『血小板・血漿成分』の輸血が急増しており,血液在庫が非常に不足しています。

 特に4日間の有効期限のため『平日の確保』に苦慮しています

 お足元が悪い時期に大変恐縮ですが,『成分献血』にご協力を宜しくお願いいたします。
 可能な方は『平日にご協力』をお願いします。


とのこと。この「4日間の有効期限」とは

 日本赤十字社では、1971年より血小板製剤の製造供給を行ってきました。血小板製剤の有効期間は当初「分離後6時間以内」と非常に短かったのですが、 1984年に「採血後48時間以内」に、1987年には「採血後72時間以内」と徐々に延長されてきました。しかし、1987年以降から現在に至るまで、有効期間の延長は行われませんでした。その最大の理由は保存温度です。


血小板製剤の有効期限が延長されました


こうやって技術開発にともなって,延びたにも関わらず不足している血小板輸血は心臓手術に,血漿輸血は外傷や外科手術に用いられるものだから,それだけ手術が急増しているのだろうか。単純に寒い季節のため献血に出かける人が減っているだけのようにも思うがよくわからない。
 明日から週の後半だ。土日の献血された血液の期限が切れる。せっかくご案内いただいたことだし,行って来ようか。次は47回目の献血だ。