あるある風−イオンTVからコエンザイムTVまで考えてみた

 以下,あるある風「とんでも」のシャレ・エントリーである。くれぐれも真面目にお叱りをよこさぬよう。

 ブラウンさんがつくったブラウン管テレビ終焉のカウントダウンが始まっているが,「薄型TV」が一般化する中で,〜TVの名前が多数登場することとなった。

  • デジタルTV
  • 液晶TV
  • リアプロジョクションTV
  • プラズマTV

横文字に決して強くない私の親世代にとって,デジタルや液晶はまだいい。リアプロジェクション,なんじゃこりゃ?!だが,もともとワケわからんカタカナだからスルー。プラズマTVである。この妙に聞いたことあるさ加減が胡散臭くていい。

 なんてったって,プラズマである。トヨタのエンジンが「レーザー(LASRE)」だったころ,日産のエンジンは「プラズマ(PLASMA)」だったくらいのプラズマである。「あ〜、とよたのぉ,れぇーざあー。れーざー!しょっく!!」が,トヨタのレーザーエンジンCMのBGMだったのを思い出す。

 そうであれば,プラズマTVがあるくらいだから,レーザーTV。うん,いける!「新開発のレーザー技術により,これまでにない発色性能と高精細の画像表示が可能となり,云々」。イチコロだ。日曜日のおまけの新聞に広告が載ろうものなら,うなずくなこりゃ。

 ここまで来たら,(マイナス)イオンTVもいけるだろう。「本体内部におけるマイナスイオン放出効果により,回路での電子が整流化されより安定化した映像表現が可能となり,云々」。すばらしい!画面から放出されてそれが人体へのリフレッシュ効果などと言うと,今更嘘くさくなるが,本体内部に留めておけば,胡散臭さ満点レベルだ。

 サイクロンTV…いける。ナノTV,ホントにありそうで怖いな。「とんでも」じゃなくなっちゃう。遠赤外線TVもいけるな。ギリギリ胡散臭さワールドに踏みとどまってる。燃料電池TVはどうか。ワンセグTVの補助燃料で,すぐに実用化しそうなので却下。

 せっかくなので,健康系にもいってみよう。アガリクスTV。なんじゃこりゃ。プロポリスTV,違うぞー,おーい,帰ってこーい。ケフィアTV,だから,違うっての。コエンザイムTV。Q10をはずしてみると,「あるかも」臭がする。画面をツヤツヤさせてそうだぞ。来てるな。

 まぁ,なんつーか,今のカタカナの効き目ってこんなもんじゃないかって思う。「トラネキサム酸とエテンザミドがダブルブロック!!」「ジンクピリチオンが髪の根本まで〜」と言われたって,「…?」である。せいぜい,「なんか,ありがたいかも」程度だ。

 「カタカナの使用させる十分なインセンティブによりポテンシャルの高いイメージがつくられることによって,そのプレゼンスが高まるスキームを形成しイノベーションを進めることで,アカウンタビリティーを果たして行くことが」って,わはは,カタカナ使いまくったら,何か意味ありそうになったよ。

 ところで,お宅のTVは何TVですか?ちなみにウチはブラウンさんです。