NHK ETV特集「追いつめられた村の記憶」を見て考えた

 ETV特集 3月31日(土)を見た。そう期待せずに見たのだが,思いがけず良かった。長野県王滝村の話しだ。番組の中心になるのは,村はずれの滝越地区。11戸19人が暮らす。「限界集落」だ。滝越地区では32年ぶりに生まれた3才の女の子、ほのちゃんが映る。


 安直な「可愛そう」な村の話しとなっていないのが,いい。厳しい現実は直視しよう。だが,民間経営となって復活の兆しを見せるおんたけスキー場や村の事業撤収で廃止が危ぶまれた山村留学も自立の道を歩み始めた。


 希望はある。
 民の自主自立を妨げず,命と健康を守り,教育に力を注ぐことに役所は専心することから,再生を始めよう。