このマンガを,いま大人は見ておこう


 子どもの頃,テレビ・アニメを,マンガと呼んだことのある全ての人へ。

小此木優子は、小学6年生。
父、母、妹。ごくごく平凡な小此木一家は、
夏休み直前、祖母の住む大黒市へと引っ越した。
そこは、由緒ある古都であり、神社仏閣が立ち並び、かつ、
最新の電脳設備を誇る特別行政区でもあったのだ…。


電脳コイル


 「ありそうな未来」感がたまらなくマンガ(しつこいがテレビ・アニメのこと)の王道を行っている。こ,これこれ!とわくわくする。約20年後くらいの設定なのだが,住宅地はあいかわらず日本の住宅であり,それでいてハイテクはますますスマートに情報過多な存在になっている。その辺りの設定のバランスが実にいい。また,登場人物の性格分けや表情もよく描けている。
 見るべし。