明るい雰囲気の体育祭だった。中学校の管理前提の催しとは違って,高校だと先生の手を離れても大丈夫さ加減が明るさの原因なのだろう。
高校の体育祭といって思い出すのは,以下の近藤喜文の絵。日本のノーマン・ロックウェルである。「もののけ姫」の作画監督が最後の仕事となった彼が今も存命ならば,日本のアニメはどんな世界になっていたことだろう。
日本に似合わない青い空を見上げながら,未来を信じていいのだ,と思った。コーコーセー,チューガクセー,ダイガクセー,ショーガクセーと音だけで勝手に大人は彼らのことを語っている。彼らの世界を彼らの顔を見て語るべきだ。
- 作者: 近藤喜文
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 1998/03
- メディア: 大型本
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