日本人モデルの草分けとして、欧米のファッションショーなどで広く活躍した山口小夜子(Sayoko Yamaguchi、57)さんが14日、急性肺炎で亡くなった。
結構,思うところがある。小学生のはな垂れ小僧ながら美の価値観をガツンとやられた記憶があるからだ。
この頃の日本のモデル界はハーフのモデルがブームの真っ只中にあったが、日本人の目にあったメーキャップを広めるために「資生堂シフォネット」のモデルとして、日本人形のニュアンスのある山口小夜子さんが起用された。彼女は、切れ長の目元と黒髪のおかっぱ頭。
そうなのだ。当時の憧れであるフワフワのレイヤードで,クリクリの瞳が美女の条件だと思っていたら,山口小夜子ショック!キレエだなと思った。存在で語らしめるモデルにスゲー,と思った。
結局,その後,印象に残ったモデルと言えば,甲田益也子が浮かぶ程度だ。山口小夜子さんの存在の大きさを思い知る。