変化すること,変化しようとすること


 環境の変化に対しての躊躇やとまどいは,それまでの経験値によってずいぶんと軽減できるものだと思うが,自分自身の中のちいさな何かをきっかけとする変化は,自分を変えてしまうのではないか,自分が変わってしまうのではないか,という恐れが付きまとう。それはスタイルやこだわりだったりといった他人から見れば些細なことだったりするのだが,変えてしまうと元に戻れないのではないか,という踏み出してしまうことの恐れだ。
 変化を受入れろ,変化を楽しめ,と言われるが,それまでの自分を捨ててしまうのではないか,否定してしまうのではないか,という寂しさだったり,踏み出してしまったが故にわずかな道を踏み出し続けるしかない,という決心を突きつけられることにオロオロしたりするのだ。
 Go or Not go ? と聞かれれば,ほぼ無条件に Go なのだが,Change or Not Change と問われれば,何に対して?どんな理由で?何を目指して?などと理屈が口をつく。
 屁みたいなアイデンティティーにしがみついている愚かしさと,後から笑う話しなのだろうが。あ〜ぁ,小いせえ小いせえ。小僧が「自分が自分が」と言ってるようでウゼェな。