キックベースがなんかおかしい


 ま,以下,念のため。

キックベースボールは、子供の遊びの一種で、野球をサッカーボール(若しくはそれに近い大きさのボール)を使用して行う物である。略称は「キックベース」。


キックベースボール - Wikipedia


 私のガキの頃にも,キックベースはあった。成り行き上,キックベースが最大公約数的に盛り上がるゲームとなって楽しんだ。ただ,これには理由があった。公約数としての野球があったので,「バッティング」を取り除いて「キック」を取入れても成立したのだ。

 最近,小学校の授業でキックベースを取入れている風景を見た(そもそも「キックベース」なるものは子どもたちの日常におけるジャンクなもので正規の科目として取り上げられるようなものでは決して無かったと思うが)。どうにも,違うのだ。
 野球における厳密なボジションの概念が理解・導入されていないので,各フィールドプレーヤーがいちいち,群がる。バッターボックスの概念が理解・導入されていないで,バッター(この場合,キッカー)が,必ずしもホームペース上でキックを行わず,フラフラしている。
 そうなのだ。キックベースなるものを野球もサッカーも経験しない以前の未開のスポーツ環境状態で,キックベースなる野球,サッカー以外のモノとして体育に導入してしまっていることに,私の違和感の根本があるのだ。


 なにか,結論めいたものにならない。ただ,野球が廃れば,キックベースは廃る。放っとけ。まじめに体育なんぞに取入れなさんな。ガキの遊びだぞ。それじゃ,ダメか。