収益の2面性を理解して事業に取組めということ


 リクルート創業者の江副浩正さんが朝日新聞の関連会社室の担当者から,関連会社各社の社長が収益への関心が低いことから,刺激になるような話を依頼されたとのこと。

「企業は,警察・消防・道路・清掃・廃棄物処理など,公共的なサービスを受けています。収益を上げ,国や自治体に税を納めることは企業の責務だと思います。企業は事業を通じて社会に貢献することと,収益を上げ税を納めることの同時的実現が求められています。それはいかなる企業も同じだと思います」
 要旨はこのような話をした。


p.162 江副浩正リクルートのDNA」

リクルートは人に頭を下げるだけで儲けているわけではありません。知恵を絞り汗を流して利益を上げています。他の企業も同じだと思います」と私は反論したかったが,それを口にできる場の雰囲気では無かった。


p.162〜163 江副浩正リクルートのDNA」


 元記者出身の関連会社社長という「武士の商法」ということか。



リクルートのDNA―起業家精神とは何か (角川oneテーマ21)

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