二人の首長のコントラスト


 過ぎ去ってしまえば,忘れてしまうであろうニュースをメモ。
 一人目は,「最初に,やった人いたよね」と,当たり前になるであろう将来に「ところで,誰だったけ?」と言われる件。

 東京都文京区の成沢広修(なりさわ・ひろのぶ)区長(44)が第1子誕生を受け、4月3〜15日の約2週間、「育児休暇」を取ると区議会などに報告していたことが分かった。区長の育児休暇は制度化していないが、率先して取得することで「男性の育児」への理解を求めたいという。


文京区長:育休取ります 自治体首長で初 - 毎日jp(毎日新聞)


在任中に子どもができた,で言えばイギリスのブレア元首相を思い出す。元気か。


 二人目は,こんな無茶苦茶な事例もあったけど,それは参考にならん,と言われる件。

 鹿児島県阿久根市竹原信一市長(51)が市議会本会議への出席を拒否している問題で、市議会は11日、予算特別委員会(15人)を開いた。出席した上野正順総務課長は「市長の命令で説明できない」と答弁し、退席した。委員会は一時、審議がストップした。

 竹原市長ら執行部は4、5、10日の3日間、「議場にマスコミがいる」などとして本会議を欠席。市議会は新年度予算案の質疑ができず、議案を予算特別委に付託した。

 予算特別委はこの日午前10時に開会。議会事務局、監査事務局などは審議に応じたが、市政運営全般にかかわる総務課の上野課長は「市長から『説明及び質疑について対応せずに退席しろ』と命令を受けた。申し訳ないですが退席させてもらいます」と述べ、席を立った。委員からは「市民への説明責任の放棄だ」などと批判の声が上がった。
(2010年3月11日 読売新聞)


「市長命令で説明できない」課長が予算特別委退席 : 阿久根対立 : ニュース特集 : 九州発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


まあ,こんなコントラストも2010年の春の日本の風景,と呑気なことを言ってみる。