ジャトロファ植えて,食用植物の畑の面積が小さくなったら一緒じゃん


 いえね,今朝,ラジオで乾燥や荒れ地にも強くって,いま,注目を集めるバイオ燃料のもとになるジャトロファって植物の話を聞いたんだよ。

特にバイオマスエタノールなど、自動車用バイオ燃料の生産が本格化した21世紀以降、毒性があるため食用とはならず、食料の供給を圧迫しないというメリットが注目されている。


ナンヨウアブラギリ - Wikipedia


 和名はナンヨウアブリギリって,なんだか虫みてぇな名前をしてんだけど,要は,こいつ食用じゃねぇんだな。喰えねえんだよ。だから,こいつを大量に,アフリカやら東南アジアで植え付けたところで,世界の食料価格に響かねぇんだみてーに言いやがんだけどな,だけど,考えてもみてみろよ,えー,喰えねえこいつをしこたま植えて育ててだぁ,その分,食い物になる作物を植える量が減っちまったら一緒じゃねーか。
 なんだか,変な話だよなぁ。カカア,おい,聞いてやがんのか。えぇ?なんでぇ,ジャトロファって喰えねぇけど,油になるってぇのが話題になってるって話してんだよ。そのうち,畑がぜーんぶ,これになっちまって,喰うもんなくなっちまうぞ。ちぇっ。ジャトロファ喰って死んじまえって顔してやがらあ。
 結局,喰えねぇ,こんなもん植えさせられちまうアフリカや東南アジアは,ゴムや嗜好品作物から油畑に変わるだけで,モノカルチャー経済から抜けだせられねーじゃんか。なんだか,おい,せつねーなー。