入社式は,どっちがよいのか

 カジュアル衣料品店ユニクロ」を展開し「日本一早い入社式」で知られるファーストリテイリング(本社・山口市)が今年は例年より1カ月遅れの4月4日に入社式を行う方針を固めた。「春休みが短くなる」など新入社員からの声が強まり、バブル期並みの売り手市場の下、学生側に配慮した格好だ。

 同社は96年以降、一般企業よりも約1カ月早い3月初旬に入社式をしている。売り上げが急増するゴールデンウイークまでに戦力になってもらうのが狙いで、昨年は3月2日だった。新入社員は本社研修などを経て月内に全国の店舗などに赴任するのが慣例だった。

 ところが、例年新入社員から「大学の卒業式に赴任地から行くのは面倒」「春休みが短く、卒業旅行に行けない」などの訴えが続出。このため「時代の流れに対応した。学生のうちにやるべきことをしっかりとこなし入社してほしい」(広報チーム)と“日本一”の返上を決めた。

 今春は約400人が入社する。


ユニクロ:「日本一早い入社式」断念、4月に 学生を配慮 - 毎日jp(毎日新聞)

 流通大手のセブン&アイ・ホールディングスは13日、東京都内のホテルで一足早いグループ合同の入社式を開いた。セブン−イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂西武百貨店、そごうなど傘下企業16社の新入社員1465人が出席した。


セブン&アイ:一足早く入社式 − 毎日jp(毎日新聞)


 「学生のうちにやるべきことをしっかりとこな」すのが,よいのか。「一足早」く入社してしまうのが,良いのか。学生の言い分を聞いちゃったことのツケは無いのか。それとも学生時代を続けたメリットがどれほど社員となって生きるのか。ちょっとばかし,考えましたよ。