パイロットの新聞・雑誌広告“一本のペンがあれば…”がとてもイイ件について


 一昨日,愛用の水性ボールペンを使い切ったので替芯を買いに,近くの卸もやっている文具商を訪ねた。筆記用具を使い切った満足感がうれしく,意気揚々と替芯無いですか?と聞いてみたが,残念ながら無い。仕方がないので昨日,他店を訪ねたが,こうした筆記用具を使い切る喜びは,油性ボールペンでも嬉しいものだし,鉛筆やシャープペンシルを使い切った際にわき起こる感情とは別の,時間の長さをともにしたが故のものだ。
 一昨日,訪ねた店に貼られたポスターを見つめてしまった。

万年筆は,
メールやブログに
賛成です。



ボスターというものの力を感じた。こういう突然で一瞬のアイキャッチで人の心を動かすボスターというものの力だ。
 店内に入ると,同じシリーズのボスターに釘付けになった。


辛い時,泣きたい時,
書くことでラクになれることもあります。



がんばってしまう人ほど,生きにくい時代なのかもしれ
ません。子供も,大人も,お年寄りも。いじめたり,いじめ
られたり。子育てに迷ったり。仕事に躓いたり。一人きりの
不安と向き合ったり。小さなペンに,大きなことはできませ
ん。でも,うつむいているあなたにできることが,少しだけ
あるかもしれない。そう思ったのです。聞いてほしいけれど,
言い出せないでいること。胸の奥に,ずっとたまっている何
か。声にするにはたくさんの勇気がいるから。まず書いてみ
ませんか。たとえば,自分への一通の手紙を。包み隠さず,
すべてを打ち明けてみる。もう一人の自分にグチも悩みも聞
いてもらう。文章に句読点があるように,息継ぎをすること
も,立ち止まることも,かけがえのない時間です。あなたの
体から溢れでた言葉たちで,白い紙がうまった頃。あなたの
気持ちが少し軽くなっていたら,私たちも,うれしい。
−−一本のペンがあれば,人は,笑ったり,泣いたりできる。


 昨日,芯を替えたペンで何を書こうか。