エヴァンゲリオンに似ていると言われた花はカタクリ


 saul氏と知り合ったのは,1995年。niftyserveのpatio。この年とは,niftyserve内の「go equake」による情報受発信が有効な手段であると認知された年と言ってイイと思うが,僕らもそれに触発されてつながったもの同士だ。
 僕らが仕掛けたイベントは,saul氏らの東京・神戸チームと我ら地元組が互いに燃え上がり,地方都市での成功は彼らを刺激しいろんな派生が起こった。いまとなっては,いろんな語り種であるし,当時のいろんなシーンが想起される。
 このイベントが直接の原因ではないことはわかっているが,saul氏は自分のやりたい道へと進むため会社を辞めた。人がうらやむような会社ではあったが,彼のトンガリ具合はそこに収まらなかったということだ。
 私が「ホームページ」をつくったのは,もちろん,彼の影響だ。プロバイダの簡易HTMLツールをいじり,SymantecのVisual Pageで修正して立ち上げた。彼のような直接タグ打ちなんてしたくないし,できもしない。そこに自宅に植えたカタクリの花を載せた。球根を2つ買ってきて植えたものだ。早春の花の中でも淡く,線が細く可憐な姿が好きで,雪が割れる中から顔を出すのを楽しみにしている。
 ホームページに載せたカタクリの画像を見て,saul氏曰く「エヴァンゲリオンみたい」。そ,そうすか?!




 今年,近くの場所から葉が地面から出ている。2株増えていたのだ。カタクリの花が増えるのはまだ数年先かもしれないが,あなたがエヴァンゲリオンみたいと言った花が増えているよ,saul氏よ。