処分してもらう買い方


 財布と名刺入れを鞄と一緒に買い替えた。
 ずいぶんと長く使ったし,ずいぶんと傷んだままだった。「いやー,まー,ボロボロですわ」と他人事のように放ったらかしだった。名刺交換の機会の多い催しに出席したこの週末,買い替えた。
 レジで会計を済ませた際,思い切って聞いてみた。「いま買ったこれを使いたいので包装はいりません。それと今まで使ってた財布と名刺入れを処分してもらってもイイですか?」。応えはあっさり,O.K。レジに並ぶ人もいなかったこともあって,財布の中身(会員カードやポイントカードばっかりだよ)と名刺を入れ替え,受け渡す。私はおニューの財布と名仕入れの生活がいきなり始まった。
 実は,先日,カジュアルなベルトを買い替えた際も同様に古いものを処分してもらって買い替えた。ずいぶんと長さを調節するため,手間を取らせたが,手元スッキリだった。
 入れ替えのない買い方や古いものに特別な愛着のある場合もあるだろうが,こうした処分してもらう買い方がデフォルトになると,結構なエコだし,気分の軽さが手に入る。どうだろうね?そんな図々しいのはお前だけだ,と聞こえてきそうだ。