雁の名前の由来は,「ぐぁん」と鳴くから


 ホントかよ。
 今朝のラジオで,某沼に雁が飛来していることが話題になっていた。その中で「雁は,鳴き声がグァンというので,ガンと言います」って,え?ホントか。

ガンは、上代には「カリ」と呼ばれていたが、室町時代頃から「ガン」が現れ、次第に「ガン」が一般名として扱われるようになり、現代では「ガン」が正式名、「カリ」が異名という扱いをされる。
「カリ」が「ガン」となった由来は、語調を強くするために漢語「雁<」の勢力が増したとする説と、鳴き声からとする説があり、漢語「雁」の説が有力とされる。
ただし、カリの語源はカリガネの鳴き声に由来し、そのカリガネが減少して、「ガンガン」と鳴くマガンやヒシクイの増加によって、和語内で「ガン」の鳴き声を受けたとの見方もある。


ガン・雁(がん) - 語源由来辞典


 そういう説もある,と。
 ちなみに,

雁(がん、かり)(異字:鴈)とは、カモ目カモ科の水鳥の総称。枕詞は「遠つ人」
大きさはカモより大きく、ハクチョウより小さい。


雁 - Wikipedia


なので,


カモ < ガン < ハクチョウ


ということだ。さあ,野鳥を見たときは,大きさに注目だ。「グァン」と鳴くのがいたら,それがガンだ。