経済羅針盤「先を見るって,どのくらいですか?」「20年くらいは見るようにしています」


 今朝の新聞のテレビ欄に,NHK総合 羅針盤「社員の幸せが使命!」とあった。それほど期待値も高くなかったが,目には留まった。テレビをつけたのは,放送が始まって,そういや,やってたなと思いながらだから,なにげなしに見ていた。
 わずかな番組タイトル欄だと「社員」となってしまっていたが,それは今の流れの透かしであって,この会社に関わる「ステイクホルダー」すべてに幸せをもたらそうという企業のあるべきミッションの話が語られていた。
 私には,企業の「寿命」ではなく,永続させること,そのことへの視点が新鮮に感じられた。とりわけ,目先のことにとらわれずに先を見ることが大切だとして,「先を見るって,どのくらいですか?」「20年くらいは見るようにしています」との答えに,思わず,声を上げた。こうした遥か先の時間について語られるとき,つい,「その頃,あんた,いねえじゃん」と突っ込みが入る。いねえよ,多分。だから,その時には責任は取れない。だが,今日の行動の一つ一つを将来に向けて責任を感じながら,判断し行うということだろう。
 著書を読んでみたくなりましたよ。


番組はこちら → 経済羅針盤 3月22日放送記録 伊那食品工業 塚越 寛(つかこし ひろし)会長


リストラなしの「年輪経営」

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