私には，人には言わない内緒のパン屋さんがある。公然の秘密だ。
比較的，近所なので自転車に乗って６，７分の距離。ここでパンを買うのを楽しみにしている。店に到着するのも楽しみ。住宅を改装した小さな店に媚び過ぎない丁寧でナチュラルな応対，そして何より天然酵母と道産小麦とは思えないいい香り。ともすれば，素材の良さを売りにすると，パンそのものがざらつくか，ごわごわした「これでもか！」とこれ見よがしな威圧的なパンになりがちだけど，ここは違う。かわいらしい，やさしいパン。選んだパンの会計をすませたあとに，一つ一つのパンを包んでくれる白い紙と髪を留める紙テープもとても自然で，とてもナチュラル。
もちろん，買ってきて，家に置いておくと，パンのこうばしさが部屋中に広がる。これも嬉しい。いい香りなのだ。決して，脂ぎっていたり，甘ったるいわけではない。
ただ，残念なことに，このパン屋さんは，平日のうちの２日と隔週の土曜日しかやってない。でも，それでもイイ。私のたいせつな内緒のパン屋さんが１日でも長くやってほしいから。
以下，昨日のパン屋さんでの買い物。美味しそうでしょ？
