映画「仁義なき戦い」全9作を見て思った,「結局,金じゃんか」。


 先ほど,フォローしているiTunes Japan のtwitter アカウントで,次のツィートがあった。

深作欣二監督の任侠映画シリーズ金字塔、『仁義なき戦い』。70年代公開の全9作がiTunesでレンタル配信中。各200円〜。 http://ow.ly/3STXE


http://twitter.com/#!/iTunesJapan/status/35337197607452672


短縮URLをクリックすると,iTunesで全9作のレンタル画面となる。へぇー,「仁義なき〜」が見られるんだね。スマートなiTunes と「仁義なき〜」のコントラストも思うが,まあ,いいでしょう。ネットコンテンツとしては適しているとも思うよ。
 実は,私は,これら全9作を既に見ている。割と短期間にまとめて見た。面白いか?ああ,面白いよ。グロいか?そんなことはないな。暴力シーンはツライか?これも,そんなことはないな。ちゃんと正視できるよ。ストーリーが破綻していないので,最後まで満足して堪能できるので,おススメできるよ。
 見所はどこか。実は,カネだよ,カネ。ケンカやいざこざの原因はさ!と,あっけらかんとわかってしまうことだ。義理,人情,メンツじゃないんだ,利権や販路なんだよ,いつも,もめる原因はさ。つまり,カタギの人たちとヤクザに,紛争や確執の理由に違いは無く,ただ,その解決手段に直接的な暴力を手段とするかどうかの違いなんだ,なーんだ!とわかってしまう。
 昭和の風景をノスタルジックに見る人もいるだろう。その遠景に,確かに,貧困や無知が背景にあるとも言える。ただね,いつも,金がことの始まりだと,全9作を通じて,貴方も実感することと思う。せっかくのiTunes でのレンタル。ぜひ,ご覧いただきたい。