読書感想文「Casa BRUTUS(カーサ ブルータス) 2019年 1月号 [茶の湯とデザイン。/石田ゆり子] 」

 建築インテリア系雑誌のお茶特集。茶室や茶道具の基礎知識のページだったり,武者小路千家の千宗屋さんが,この類の特集に登場するのはお馴染みで,つい「またか!」と口をつく。なので,流し読みになってしまいそうだったが,途中から俄然,面白くなる。京都の茶道具屋がいくつも出てくる。そして,茶箱!なんと5種も。こんなに茶箱が登場するのも珍しい。何せ,茶箱は非茶室空間へのテイクアウト・グッズなわけで,決してメインではないからだ。また,茶室名鑑も素晴らしい。全部で13+18。美術館の一角だったり,移築されてきたり,お寺の現役バリバリだったり。訪ねたとこもあるから,眺めてるだけでも,いいもんです。
 そして,藤森照信センセの茶室と建築家の見開きページも。茶室についての著作も多い藤森センセ「もし僕が本格的な茶室を発注するなら,伊東さんに頼みます」とのこと。私なら谷尻誠さんに頼みますね。


Casa BRUTUS(カーサ ブルータス) 2019年 1月号 [茶の湯とデザイン。]

Casa BRUTUS(カーサ ブルータス) 2019年 1月号 [茶の湯とデザイン。]