2022-02-13から1日間の記事一覧

読書感想文「談志の日記1953 17歳の青春」立川 談志 (著)

さて,どう読むか。没後10年,立川談志の原点を辿り,1953(昭和28)年の社会風俗を知る資料として読むか。当時,まだ前座修行中の何者でもないような一人の若者の悶え,鬱屈,躊躇い,嘆きの生々しさ,熱さを描写した文学として読むか。 確かに,前座・柳家…