ナショナルジオグラフィック2006年3月号 [みんなの人文地理学]

ナショジオ3月号が,6日前の2月27日に届いていた。
記事は,以下のとおり。

●人類の大いなる旅 P.40
 人類がアフリカ大陸からどのように広がっていったかについての記事です。「編集だより」に,「ジェノグラフィック・プロジェクト」も併せて紹介されています。自分のDNAサンプルを採取し,プロジェクトに参加することで来ます。99.95ドル。自分の祖先(ちょっとやそっとの祖先ではありませんが)がたどったルートがわかります。私は,かなり,そそられています。
●日本列島との対話 風景は文化なり P.54 ★
 私は,風景論,景観論を,ずっとやってきたこともあって,楽しく読みました。ただし,新味無し。テキストも少なく,「読ませない」。使われた前田真三の写真はやはり,いいですね。
●野生の王国セレンゲティ P.74
 「野生の王国」−日テレの懐かしい番組名ですね。関係ないですけど。父親が好きで見ていました。いま,思い出せば,演出のない地味な番組でした。環境ビデオっぽいともいえますね。
●カリフォルニアの豊かな生態系 P.104
 ここで掲載されていた写真をダウンロードして「壁紙」にしました。過去のものもあります。オススメです。
●岐路に立つウクライナ P.120 ★★
 新聞の社会面のような固い記事で,ジャーナリズムと地理学(地誌)との境界のような位置とのいえますが,丹念な内容と人の取り上げ方,ウクライナという「場所」を読みとこうする視点は,地理学(地誌)由来のものといえるでしょう。

〜今月号から,誌面が刷新されました。「ニュースの地理学」やZIP JAPAN「郵便番号を旅する」など魅力的なタイトルの記事が増えました。その他の記事もとっつき易くなりました。
 また,ミュージアム情報もいい取組ですね。
〜★マークは,人文地理している記事の目印です。参考まで。