就職試験に,「料理」はいかが?


 大学生就職人気企業ランキングが発表されるシーズンとなり,学生の「青田買い」など就活の動きも慌ただしくなっているこの頃かと思う。
 今は,筆記試験だけではなく,動機や意欲などを含め適性検査により総合的に人物を評価して,とのことらしい。

 ここで,一つ提案してみたい。ぜひ,御社の入社試験に,「料理」を取入れてみてはいかがだろう?自慢の料理,美味しいと言われた料理,思い出の料理など,テーマをもとに制限時間内で料理を作るのだ。材料の調達や段取りで,物事の全体把握と進行させる力を見ることができる。調理の最中では,手際や器用さを見ることができる。仕上げや盛りつけでは,配慮や注意力がわかる。

 できた料理を食べながら,面接することで,人間性はハッキリとわかってしまうだろう。もちろん,付け焼き刃で料理を覚えて試験に臨む者も出ること予想されるので,「続けて,もう一品」と注文を出すのもいいだろう。その際の面食らう表情を想像するだけで楽しい。

 「料理」の入社試験で御社の人材の厚みが増すと思われるが,いかがだろう?