あなたは,自分が写っている写真を撮っているか?


 先日,案内をいただいた個展に知り合いとともに出向いたところ,記念に,と出展者や知り合いと一緒に写真を撮られた。その写真が送られて眺めているうち,思うところがあった。
 普段,自分から自分の写真を撮ったり撮られようとすることは無い。特段,生きている証を残そうという意識が無いどころか,できることなら残したくないと思う方なので,被写体になることは極力避けるようにしている。案外,こう思っている人は多いのではないか。そもそも照れくさいものだし,ジョシコーセーやジョシチューガクセー以外は,こんな状況だと思う。
 だが,たまに何気ない1シーンとしてではなく,少しあらたまった写真はある期間ごとに撮っておくべきだと思った。ふり返ってしみじみするためではなく(したい人はしてくれ),自分自身の容姿を正面から受入れ(反省するために),チェック装置として写真が機能する(はずだ)。
 オッサンには,痛い装置だ。ア,イタタ。