北海道の情報化はどうなっているのだろう?


 あらかじめ断りを入れておく。私は ICT スペシャリストでも地域情報化エバンジェリストでもないので,解法は持ちえないし指南なぞできようはずがない。
 やや,旧聞になるが,日本経済新聞社「日経地域情報化大賞 2007」を選定した。今年で5回目となるこの賞は,ICT を利用した地域活性化の先進事例を表彰するものだ。発表された10件の事例に北海道からの受賞はなかった。確認したところ,これまで過去4回にも受賞はなかった。そうおいそれと受賞できる賞ではないレベルの高さなのだろう。でも,何でだ?道内からレベルの高い応募は無いのか。
 同じく日本経済新聞社の雑誌『日経パソコン』は,市区町村の情報化進展度を比較する「e都市ランキング 2007」をまとめている。ここでも北海道内自治体の評価は低い(わずかな例外が,「町」部門の最上位に位置する長沼町)。
 地域情報化を進めるための人材の問題なのか,「ソーシャル・キャピタル(社会関係基盤)」が弱いのか,単なる「格差」議論に陥ることなく考えてみたい。そういや,日本中一律に IT 講習会が行われたんだよな,と思い出してみた。