近所の「食堂」が,つまらないファストフード店におしやられたのは,自分たちは何であるか,何であろうとするかの問いを立てなかったからだ。オレたちがこの街の味を,健康を,食文化を担うのだ,との目線を持ちさえすれば,それぞれに戦略が成り立ちうるし,備えるべきスキルや装備も明確になる。これを避けたために,トンカツもラーメンもカレーライスも,と総花的にあるが,店にいるときにわびしく,店を出た際もつまらない思いしか残らない「食堂」となった。そう,量とカロリーだけを提供していたのだ。ガソリンスタンドである。
今日,「アンテナキッチン コトコト プラス」というレストランで昼食をとった。以前からご案内をいただいていて,やっと足を向けることができた。
スタッフは栄養士。
地元の生産者と連携を取りながら、安全で新鮮な食材を使用しつつ、栄養管理を考え
た健康的なメニューを提供していこうというレストランです。
自分たちは「栄養士」,安全・新鮮な食材から健康的なメニューを提供するのだ−という意志が,この店を動かしている。「食堂」としての一つの道である。ほかにさまざまな自分たちの定義と戦略があるだろう。それを欠き,ろくな「食堂」の一つも近所にない町の多いことよ,と嘆く。
ちなみに,昼食のメニューは以下のとおり。
詳しくは,以下のとおり。
11月5日からのメニュー:1
11月5日からのメニュー:2
副菜の、ヤーコンの粒マスタードしょうゆ
写真もキレイだ。