村上 小説を書き始めるまでは,自分の体にはそんなに興味を持っていなかったのです。ところが,小説を書いていると,自分の身体的なもの,あるいは生理的なものにものすごく興味を持つようになって,体を動かすようになりました。そうすると,体が変わってくるわけです。脈拍も,筋肉も,体形も。それと同時に,自分の小説観や文体がどんどん変わっていくのもよくわかる。
ダイエットブログとして始め,まぁ,満足する程度まで痩せたわけだけど,ダラダラとここで書くことを続けている。ダイエットそのものは歩くことと炭水化物摂取量の減だと思うのだが,そうした体の変化と書き続けることを同時期にやった。いま,自分自身のものの考え方や自分を取り巻くアレやコレやのとらえ方がずいぶんと変わったことに気づくし,今更ながらに驚く。こだわっていたことやこれだけは譲れないなんて思っていたことが,簡単に土俵を割ってしまっていたりする。
と,ひよっ子ブログ書きが語っていても,突っ込まれそうなので,id:finalvent先生はいかがっすか?と聞いてみる。
- 作者: 河合隼雄,村上春樹
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- メディア: 文庫
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