職業学校は実売してナンボ


 職場近くの調理師の専門学校がその敷地内でパン屋をやっていた。ずっと,気に留めてはいたのだが,今日,前を通ると閉まっており,ネットで調べてみるとパン屋としての営業はやめたらしい。残念だ。
 以前に,テレビで見た,


三重県立相可高等学校食物調理科
 まごの店
 まごスィーツ


などの学校でならった実技で直接,営業を通じて社会と関わる活動を単発のイベントではなく継続的に実施するのは,職業学科として,むしろ必須ではないか,と思う。実技・実演・実売は,普通科に対してアドバンテージとなるわけだから,積極的にやっていくべぎだろう。
 たとえば,工業高校などだと機械科で板金や工具の製作・販売をやればいいし,電気科は当然,家電修理やインターネット配線代理店業務,化学科は石鹸や洗剤製造,廃棄物処理を請け負うのもいいだろう。農業高校や水産学科は,読んで字のごとしであるし,商業高校は楽天への出店を競い,独自企画商品の販売をやって然るべきだろう。
 丁稚どんとして10代後半を送るのも悪くないと思うけどな。パン屋が続かないくらいだから,所詮,無理な話なのか。