さようなら,シカゴ・ホワイトソックス キャップ


 ウォーキングの際にいつも身につけていた野球帽を捨てることにした。
 ウォーキングを始めた最初の夏に,ずいぶんと汗をかき汗染みがしっかりとついた。それでもウォーキングの勲章だと思ったし,地の黒が日焼けして褪せても,これまでの成果を誇るように感じていたので,むしろ,あえてかぶった。
 先日,職場に関わってのスポーツレクリエーションの催しに参加することとなり,衣服の調節が難しく,なにを着て行こうかと迷う天候だった。けっきょく,ずいぶんと涼しかったのでブレザーを持っていったのだが,日差しはまだまだ気になる季節。さて,帽子をどうしようか。このウォーキング用の黒の野球帽をかぶろうか。いや,人前でこれはないだろう。どうしよう。
 結局,NFLシカゴ・ベアーズのキャップ(この場合,「野球」帽とは言えないよね)をもらって,それを被ることにした。オレンジ色が多くて,少し恥ずかしいのだけど,まあ,いい。
 ボクのダイエットを支えてくれた野球帽とお別れする。この帽子だけが知っている,あんなこと,こんなことがある。のび太にとってのドラえもんのような存在なのかもな。ドラえもんの耐用年数が過ぎて,しみが付いたり色褪せちゃったりするとヤダよね。