いま,利発な子はいったい,どうしてるのだろう


 つなんないなー,と日々を過ごし遠くにまなざしを向ける利発な子というのは,いつの時代にもいるのだろうけど,いま,利発な子は,以前よりも生きにくいのだろうな,と思う。
 単純に成績を取るだけの成績の良い子とは違う利発さってなんだろうね。利発とは,利口発明の意味とのことだけど,その賢さや聡明をストレートに発揮する場なんてのは,そうそう,巡り合わせが良くないと出会えない。師や仲間と感じて初めて自分の発露となる。そうした場が,いまの子たちにとってネットワークを広げるような機会として訪れているのだろうか,いや,訪れるような機会が以前に比べて増えているとイイなと希望を思う。
 ものごとを考えることは幸福かどうかはわからない。ただ,考える子にとって,いい世の中であってほしいな,とオッサンは思う。できることなら,利発な子は心を穏やかにすると良いよ,と余計なことを言ってしまうけど。