こうやって日本が変わっていくのだろうな


 日経ビジネスオンラインで,「ふるさと納税」決済サイトの記事を読んだ。

ある時に福武会長が「ふるさと納税はすごい。これは、選挙に次ぐ国民の権利だ」とおっしゃられたのです。「年貢米のように国に無条件で差し出すのではなく、自分で使い道を考えて納めることができる。過去にはない、素晴らしい権利だ」と。

 福武会長にとって、現代アートは道具なんですね。これを使って、地方が力をつける、分権するという点が思想として重要なのです。


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 私も,ふるさと納税には,どうにも目くらまし的な感じが好感を持っていなかったし,第一,役所のやることだ,面倒に違いないと思っていた。恐らく興味,関心は世間様も同様だっただろうから,いっこうに盛り上がった話しも聞こえては来なかった。
 そんな旬じゃなくなっていた話しを,日経ビジネスオンラインのメルマガで見かけたものだから,どれどれと見てみたら,上の福武会長のコメント。制度や権利を使えるための道具を揃えてゆく,道具が行き渡ったときを想像してみると,日本の風景が変わっているような気がしてならない。ちょうど,日本中のオフィスにモニターとキーボードが並んだように。そして,パソコンから本を注文してしまうように。