強引さがカーブしてしまうと


 イベントの申込を受付をしていると,「なぜ,それだけの定員なのだ?」との問いあわせを受けることがある。聞けば,そのイベントには,もっと人が集まりそうなのだから,たくさん受入れるべきだ,と。ハァ,そんなこと言われたってねぇ。運営上の理由や実施する上での効果やリスク管理を考えて,設定しているわけで,ややもすると基本コンセプトから変えなくちゃならなくなるのだから,はてさて,どうしたものかと電話を受ける。すると,自分は参加したいのだが,予定が入るかもしれないので申込めないでいるのだそうだ。「予定が入った時点でキャンセルして結構ですので,このお電話で申込をお受けしますよ」と伝えると,それもそうだな,と名前その他を告げてきた。
 プライド(メンツという方がいいか)や考え過ぎてしまっている面,それでもなんとかしたい,いやなんとかしてほしいとの気持ちが高まって,クレームまがいの電話となってしまうのだろう。ある意味,必死の思いでやっているだけで悪意はないのであろうが,素直に緊張感を解けば,解決が近いだろうに,とも思う。
 なかなか,そうもいかないところが人間か。