なぜかサボテンが好きだ。買ってくると名前をつけるほど好きだ。アメリカのアリゾナに行ったときは,路上のサボテン(長い胴体から両腕が生えているヤツ)を見たとき「マンガと一緒だよ」と興奮したほど,好きだ。
きまって同じ名前をつける。ボンちゃんだ。同じ名前を付ける理由は,発想が貧困なのはもちろんなのだが,もともといたボンちゃんとは死に別れをしているからだ。
立派な大きさのサボテンのボンちゃんもいたし,コンパクトなボンちゃんもいた。どのボンちゃんも最期はクシュクシュにしぼんでぐったりして死んでいった。なぜ,ひからびるように死ぬのか。サボテンが死ぬほどドライなのか,うちは(ある意味そうなのかもしれないが)。いやいや,あなたたちは砂漠で暮らすドライ大好きな質じゃないか。そんな比較的水を多く使う日本の家庭環境で「渇く」なんてわけないじゃん。結局,そうした疑問がつきまとい,しばらくサボテンとは縁遠い暮らしをしていた。
今日,観葉植物のユッカを買った。まぁ,いいじゃん。潤いが欲しいのだ。ホームセンターで,このユッカの隣の棚を見ると,小さなサボテンが¥98 で売っている。胴体の割にとげが長く不格好だ。でも安い。へー!と眺めると,濡れている。湿っている。サボテンのくせに。えっ?わけがわからない。ほかの大きなサボテンも見る。あれもこれも水を与えられている。うっそぉ!サボテンに水をあげちゃうわけ?
サボテンは乾燥した土地に自生していますので水の与え過ぎは禁物です。
そうでしょう。そうでしょうとも。
基本的には用土の表面が乾いてから2〜3日して水を与えます。サボテンの多くは春と秋に成長しますので目安として、春秋ー1回/週、夏ー1回/隔週、冬ー1回/3週位が良いでしょう。
はい?なんですか?どこが「乾燥好き」なんですか?「春秋ー1回/週」だなんて,頻繁じゃないスか。
また水を与えるときは鉢底から水が流れ出す位たっぷりと与えて下さい。
スコールが来たぜー!!イェーイ!てな水の量じゃない。なんじゃ,そりゃ。
つーことはなんですか。これまで私は乾燥した地域で育つサポテンすら渇かせるほどの苦しみを与えつつミイラ化して殺していたっつーことですか。
orz
すまぬ,ゆるせ,歴代ボンちゃんたちよ。あー,なんたることよ。
新たなボンちゃんと平穏な日々を過ごしますです,はい。