まったくシャレにならなくなってきた。北海道のピンチ可能性についてである。
北海道別海町の野付半島でオオハクチョウの死骸(しがい)から強毒型の鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)を検出したと、環境省が5日、発表した。同省釧路自然環境事務所が1日に実施した簡易検査でウイルスの陽性反応が出たため、北海道大に詳しい検査を依頼していた。
秋田県小坂町の十和田湖でも先月、オオハクチョウの死骸から同型のウイルスが見つかっており、国内の野鳥からH5N1型のウイルスが見つかったのは04年、07年に続いて4件目となる。
韓国に続いて,国内での発見例となったわけだが,さらに!
北海道は5日夜、道東部の佐呂間町幌岩のサロマ湖畔で見つかったオオハクチョウの死骸(死がい)の簡易検査で、鳥インフルエンザの陽性反応が出たと発表した。死骸を北海道大学に搬送して強毒性かどうかなどを詳しく調べる。道は同日夕に関係部署の連絡会議を緊急開催、死骸が見つかった場所から半径30キロ以内の養鶏場9カ所の立ち入り検査を行うほか、巡視を強化することなどを確認した。
迂闊にモノを言うべきではないが,危険な兆候だと理解しておいても差し支えないだろうし,これを機に,鳥インフルエンザ,新型インフルエンザについて関心を高めるきっかけにすべきだろう。
北海道庁は,この連休期間中も情報の発信に務めているのは心強い。市民はこれを受けて必要な知識を学び,できることを自分たちで取組むとともに,対策がとられていないようであれば行政を動かすことも必要だ。住民の健康と生命の問題である。
我々が耳を傾けるべきは専門家からの情報発信であり,これまで日々,熱心に取組まれてきたことに敬意を表したい。小樽市保健所長 外岡立人さんだ。彼は2005年から継続的に世界の情報を集め,これと取組んで来られた。鳥インフルエンザそのものについては,外岡さんの情報発信を参照してもらいたい。私がここで取り上げておきたいのは,「市民のためのガイドライン」編集・発行,ダウンロード及びこの印刷物を小樽市内の大手書店で無料入手できることにしていることだ。ミッションを十分理解したプロの仕事だ。
よもや,次のようなことにしてはならない。
まさに、臨戦体制に突入した感じだか、そのトライアングルのひとつである日本では、この中で、洞爺湖サミットが行われるという、ノー天気ぶりである。
これでは、ひょっとして、各国のVIPが、それこそプレ・パンデミックワクチンを接種して出席しなくてはならない羽目になるのかも知れない。
十分な防疫体制とそれを支える連携が要だ。