言葉でていねいに感情を伝えるということ


 以下のエントリーを読む。

怒りが時代を動かしてきたという部分もあるのかなと思いました。確かに田中芳樹さんの言うように,悪に対して怒りを抱かないのは問題なのかもしれませんね。平和な時代に生きているので,そういう感覚に疎くなっているのかも。ただ,ここまで議論を進めてきた結果は,やはり,今の時代にあってそんなに怒る必要はないように思います。


怒るメリットって何かあるんだろうか - 諏訪耕平の研究メモ


タイトルのとおり,何かあるんだろうかね。これは,以下のエントリーのリンクがあり,まったく,同意する。

自分を振り返ってみても、腹を立てて良い結果になったことはない。職場でも家庭でも、人間関係がこじれるだけで、どんんどん悪い方向へ行ってしまう。生きていく上で、また成長する上で、自分の感情をマネジメントすることの大切さがわかる言葉である。


腹を立てるな - ラーニング・ラボ


そうなのだよね。「腹を立てるな」。自分でも以前にこう書いた。

 怒ってみせることがイイなどというのは,奢りや傲慢,つまり,根拠の無い自分自身への勘違いに過ぎない。真剣であってもいい,だが,ゆとりやユーモアを失ってイイということではない。戦略や戦術もなく,冷静さをなくしゃうんですよー,私は,と顔に書いて歩いていることになる。

 キレることの一瞬の快感に自分を委ねてはいけない。失うものはでかいし,残る傷も深い。


それでも,キレていいことなど何も無い - kazgeo::10%ダイエット


発声や身振り手振りなどのいろんな態度で感情を激しく伝えなくとも,冷静に言葉で怒りを伝えると良いのだろう。「私は,あなたのおっしゃったことに同意できませんし,腹立たしく思います」と。ゆっくりとしずかに。あわてずに相手を見て。