ガラケーからスマホにかえて10日経って発見した3つのこと


 3年3カ月使ったガラケーdocomo P-905i から,iPhone 4(白)にかえたのは,6月24日。ちょうど10日前。電池の持ちが悪くなって,24時間もたなくなっとこと。原因は不明だが,通話中にフリーズして再起動してしまうこと。スパムメールが頻繁になりすぎて支障を来すようになったこと。これらに耐えきれず,機種替えした。もちろん,通話の着信は最重要だから,番号はそのまま。気になったことをその場で調べたいので,二つ折りよりもスマホ。たまにツィートしたり,RSSリーダーでブラウズもしたい。それなら,Galaxy Sが最有力になりそうなものだが,死ぬ前に触っとけ,iPhone とマカーの神がささやいて,結局,MNPで @masason の手に落ちた。なにを好き好んで通話エリアを狭くしなくちゃならんのか,とも思うが,これが業ってやつだ。
 使い始めて,フリック入力にも慣れてきた。ここらで忘れないうちにスマホライフでの発見を記録しておく。


1)時刻確認のためのケータイを見ることが減る。
 ガラケーを使っていたころは,ケータイそのものを身につけていたので,気になれば,いつでもベルトにくくりつけたケータイホルダーから取り出していた。着信時も当然のこと,ケータイの時刻の正確さもあって,腕時計などよりも,よほどケータイを見ていた。
 それがスマホになると,もはや大き過ぎて携帯できない。ガラケーの大きさとは,筆記用具の大きさだ。手のひらをすぼませた中におさまるのだ。なので,片手でもぞもぞやると時刻確認ができ,腕時計の代用になった。むしろ,腕時計は,もういらないかも,と思わせた。
 ところが,いまは,腕時計無しだとつらい。時刻を知るために画面を覗き込むのが面倒だ。腕時計が時刻を知るために必要なアイテムとして復活した。これには少々,驚かされた。


2)「常に一緒」でなくとも気にならなくなる。
 上でも書いたが,むしろ,机の目立つ位置などの目立つ範囲に置いておくことが当たり前になった。第一,身につけることができないんだからしょうがない。以前なら,トイレも一緒の間柄だったのに。
 いついかなる時も,かかってきた電話に出られるようにしておかなくてはならない,との呪縛が解けたともいえる。


3)ワンセグおサイフケータイが無くても,「ま,いっか」と思うようになる。
 3年前の機種ではあったが,当時の最高スペックのガラケーだったので,機能は全部載せだった。やろうと思えば,できる。まあ,ほとんど試した。トイレでワンセグのお世話にずいぶんなった。ケータイ一つでお買い物も,コンビニで一週間やってみた。便利だった。
 いま,これらと別れたわけだが,とりあえず,なくてもいいか,と思えるようになった。これらのフルギミック,フルスペック状態であることから離れても,ね。それよりも,ケータイの中の様々な機能,アプリ,URLに,横スクロール+タッチのアクションでたどり着けることが心地よい。もちろん,タッチ画面の性能あってのことだと思うが。


 総じて,スマホに替えたからといって,劇的な日常生活の変化があったか?というと,むしろそれほどでもないと感じている。逆にケータイとの密着度は減った気がするから不思議なもんだ。ただ,これも,きっと,じわじわと変わるのだろうと思う。そのことを含めて楽しみたいと思うし,10日経っての現状だ。