負の連鎖,マイナスの循環,とはよく言ったもので,受け継がれるバイオレスが我々の日常にある,ということだろう。
象印マホービンが3歳から6歳未満の子を持つ400人に調査したところ、52%が子どものころ両親からたたかれた経験を持ち、61.5%が「子どものしつけでたたく行為は必要」と答えた。運動部の体罰事件など、厳しい仕打ちがしつけや指導の一環として容認されやすい土壌が残る。
幼稚で臆病,思慮浅く,言葉の足りない国・ニッポン!ということか。
「人前で子どもを怒鳴ったりたたいたりするのは、弱い者いじめだと感じる」と話すのは、フィリピンの大学で日本語を教える日永田ジェンさん。子ども時代、悪いことをして自室から出してもらえない経験はあったが「親に人前で怒鳴られることはなかった」。国によっては児童虐待と見なされる行為だ。
虐待とは,結果だ。その前に暴力,恐怖があり,さらに未熟がある。
「どならない子育て」の著者で「ほめる・しかる・つたえる子育て練習講座」の事業化を手掛けた茅ケ崎市役所こども育成相談課の伊藤徳馬さんは「怒鳴って指図しても子どもには伝わらない。効果的なしつけ手法を保育や子育てのプロが提供できず、日本では虐待の定義もあいまい」と話す。
講座は子どもをしつける場面でどう行動すべきかをロールプレーで練習、親が怒鳴ることを減らしてしつけの負担感軽減を目指す。虐待を防ぐため、親が感情的にならず子どもの問題行動をやめさせ、代わりに取る行動を教えるよう促す。
今日は,自戒と悔恨を抱えつつ。
ところで,なんで象印マホービンなんだ?